2020年7月15日水曜日

学校の成績は何のためにあるのか?


世界的なコロナ大流行のもと、アメリカでも多くの学校が閉鎖されオンライン授業へと移行した。しかし、学校によってオンラインでの提供能力に格差があり、学生が授業を受ける機会に不公平が生じた。このことから、従来の成績システムでは正確かつ公平に評定することは困難だと想定され、多くの州や学区で2019-20年の最終学期(5月〜7月初)については、成績評価を従来の5段階(ABCDF)から合否の2段階評定へ、高校レベルでは全員一律で4.0点かA判定を与えることとなった。

例えばオハイオ州では、各学区がコロナ禍によって生じる問題にどう対応するか独自の権限を持ち、いくつかの学区で合否評定への移行が決定された。また、オハイオ州の大学の多くが、最終学期の成績を合否2段階評定にするか、または学生に選択させた。スタンフォード大学やMITのようなトップクラスの大学も合否評定を採用した。

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